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偶然見かけたモー娘。'14に心奪われた話

先日、夜中に偶々つけていたチャンネルで、モーニング娘。'14がドッキリで寝起きコンサートを仕掛けられていた。'14とのことなので、以前放送されたものの再放送だったと思われる。

寝起きコンサートとは、翌日のコンサートのための前乗りという体でメンバー全員でおなじ部屋(プレハブ小屋よりやや立派で広いもの、くらいのイメージ)に布団を敷き並べ眠り、翌朝突如その部屋の屋根がクレーンで取り去られると同時に部屋の壁が四方に開き、野晒しにされた先には数百人のファン(ドッキリのために集められた)。

状況を飲み込めず、大慌てするメンバーをよそに曲が流れ始め、ファンのC&Rが入る中、強制的にミニコンサート状態になる、というものである。

 

この映像、本当に偶然見かけたものだったのだが、すっかり心奪われてしまった。

見終わった直後に呟いたものがこれ↓

140字におさまるようかなりまとめて書いたが、本当に素晴らしい格好良さだったので改めてここにしたためておきたい。

その前に一つ。私はモーニング娘。'14については完全に無知である。間違った見解を述べることがあるかもしれないが、大目に見てもらいたい。

 

まず、メンバー全員でお泊まりするシーンから放送があった。

中高~20前半くらいの女子の集まりは、女子会というよりも修学旅行に近い雰囲気だった。突然のまくら投げ、ウインク殺人事件などで大はしゃぎ。'14の子たちがここまで幼く可愛らしいとは思わなかったので、終始にやつき気持ち悪い笑みを浮かべながら視聴していた。

 

そして、ようやく就寝した後、先ほどのコンサート開催となる。

起きた瞬間の表情は皆一様に驚きと焦りであった。まさに普通の寝起き。急な爆音と、外に放り出された状況で、驚かない人がいないわけがない。

最初に流れた曲はLOVEマシーン。ステージ上には、メンバーの数分の色の布の上に、マイクが置かれていた。

戸惑いながらも、自分たちの曲が流れファンがC&Rをしている様から何をすべきか理解し始めたのか、立ち上がり、ややふらふらしながら、マイクを手に取る。自分の前にあるマイクを取るわけでなく、わざわざ離れた位置に取りに行っているメンバーもいたのと、最後の道重さんがピンクを取っていたので、おそらくこれがメンバーカラーなのだろう、と推察できた。

順々にマイクを取り、自身のパートを、まだ起ききっていない声で歌う。ダンスもまばら。起き抜けにこんな状況じゃ動けないだろう、と思っていた。

しかし、そこからがすごかった。

LOVEマシーン終盤では、素人目に見てもフォーメーションが整っていた。表情は完全に、起き抜けの少女からステージに立つプロのアイドルになっていた。

次の曲は、(おそらく、ドッキリ本放送時点での)最新曲。

アップテンポチューンで、動きも多い曲だったが、さっきまでの寝ぼけ姿からは想像もつかない、ダンスの美しさ、笑顔、綺麗なフォーメーションすべてに魅了されていた。各々のパジャマ姿が個人の良さをより引き立たせているようだった。

曲が終わった時には、感嘆の溜息が無意識にこぼれていた。2曲だけで終わってしまうのが非常に勿体なく思えた。

 

歌い終わった後のステージ上の会話で、誰もがすっぴんであることも忘れていたようで、思い出した途端に女の子の顔に戻る様も可愛くもあり、彼女たちがステージ上でいかにプロフェッショナルとして活動しているかがわかる瞬間であった。

 

多くの人が注目し、ファンの心を掴んで離さない理由が、すこしわかった気がした。

本当に突然の出会いだったが、あれ以来あの映像が頭から離れなくなってしまったので、おすすめのコンサート映像等あればどなたかご教示願いたい。